異国ポピュラー音楽館

非 英 語 圏 の ポ ッ プ な 音 楽 を 中 心 に 、ア ル バ ム の 感 想 な ど を 書 い た ブ ロ グ で す 。

Andy Airport


イランのアルメニア系男性歌手、
アンディ(اندی)のアルバム(2007年)。

トランス・アルバム的な内容でした。


::収録曲::

1. Faghat Yeh Negah
2. Bad Az To
3. Foroudgah (feat. Shani)
4. Deltang
5. Bee To
6. Razeh Man
7. Salam (feat. Khaled & Hakim)
8. Zamouneh
9. Beehoudeh Naboudeh
10. Chand Rouzeh
11. Arouseh Gol
12. To Nabashi (remix)
13. Beehoudeh Naboudeh (remix)
14. Layla (remix)
15. Yaran
16. Almast


収録曲は、ほとんどトランス〜エレクトロ・ポップな曲ばかりで、
単なる欧州コピーなだけの音楽が中心でした。

確かに、イラン人ポップ歌手の間では、こういう音楽が流行ってますが、
その中にもイラン的なエキゾ・メロディと言うものが入っているから、好きだったんですが・・・。


Razeh Man (6曲目)や Zamouneh (8曲目)では、
イランの太鼓トンバクを使用したポコチャカ曲になってますが、
いずれも基本はトランスで、その度合いがきついため、イランらしさが多少薄れてるし、
従来のアンディらしいノリの Arouseh Gol (11曲目)まで、どぎついトランス曲でした・・・。

それから、Chand Rouzeh (10曲目)は、レゲトン風の曲で寒いエレクトロ・ポップだったしなぁ。
確かに、今の寒い季節にピッタリなゲレンデ・ソングではあると思いますが。

でも、イランでは珍しいハードロック・チューン Yaran (15曲目)とか、
バラード曲 Deltang (4曲目)や Beehoudeh Naboudeh (9曲目)、
フラメンコを取り入れているポップな曲 Faghat Yeh Negah (1曲目)あたりは、マシだと思います。


Salam (7曲目)は、「ライ」の大スター、ハレド(خالد)に、「シャアビー」の大スター、ハキーム(حكيمと言う
アラブ音楽の大御所と共演したギンギンのトランス・チューンで(あまり話題にはなってないようですが)、
1番とサビはアンディ、2番はハレド、3番はハキームが唄ってます。

しかし、こんな欧州コピーなだけのトランス曲なら、
フィーチャリング歌手は、何もハレドやハキームである必要無いですよね・・・
無名の歌手で充分だと思うんですが。
あと、サビの部分は、「♪麗子!佐野!」と聞えました(誰やねん?)。


アンディの今回のアルバムは、出来の悪い作品だと思います。
安易なトランス〜エレクトロ・ポップ路線に走りすぎて、イランらしい音がどんどん薄れて行ってるのが残念です。
(↑は、ほかのイラン人ポップ歌手にも言えることですが)アンディのはちょっと度が過ぎてるかも・・・。

正直言って、アンディの旧作アルバムの方が、よっぽど良いと思いました。



ビデオクリップは、こちら。

#1 ♪Faghat Yeh Negah :You Tube
#3 ♪Foroudgah (feat. Shani) :You Tube
#4 ♪Deltang :You Tube
#16 ♪Almast :You Tube



過去の記事もどうぞ。

Andy City of Angels
Andy And My Heart
Andy Platinum



::リンク::

Andy Official Website :公式サイト。英語。 
Andy / Andranik Madadian :英語版 Wikipadia によるバイオグラフィー。

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コメント

酷い・・・

これが例の「惨い」アルバムですね。
う〜ん、確かにライの大スターをフィーチャーする必要性は全く感じられない。
そしてkisaraさんのコメント、「でも、イランでは珍しいハードロック・チューン Yaran (15曲目)とか・・・・
あたりは、マシだと思います。」というコメントに思わず笑ってしまいましたよ!
イラン人は元来、メタル・ハードロック好きが多いので、ダンスチューンばかりでなくもっとハードなサウンドを使用してもいいんじゃないかと、いつも思っています。ダンス好きもよ〜く解るんですけどね・・・

イラン人はメタル・ハードロック好きが多いと言うのは、初めて知りました。
でも、アメリカへ亡命したイラン人ポップ歌手たちは、
やはり、トランス化したダンスチューンの方が好きなんだろうとしか思えません・・・。
アンディやマンスールがそれで成功したから、誰もかしこもその路線に走ってるのだそうけど。

それから、中東でメタルと言えば、イスラエルの Orphaned Land しか聴いたことないです。

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Author : kisara
トルコの男性歌手、タルカンの「Chu! Chu! は恋の合言葉」(Sımarıkと言う曲を聴いて、大きなカルチャーショックを受けたのがきっかけで、英語以外の外国語曲に興味を持つようになりました。